湘南ライナVS特急湘南
この記事では、湘南ライナーが特急湘南に格上げされるに際し、両者の比較をする記事です。
1、値段
ライナー券料金520円
グリーン料金 A:780円(車内料金1040円) B:1000円(車内料金1260円)
特急「湘南」
上記より、一部区間を除き、値上がりとなっていることがわかります。
東京ー大船、新橋ー藤沢、品川ー藤沢・辻堂において期間限定のえきねっとチケットレスサービスを利用すると60円安くなるが、それ以外の区間、購入方法では140円ー760円ほどの値上がりとなってしまった。特急車両に安く、確実に座れるライナー号は、安くはないが快適に通勤できる特急列車に変貌を遂げた。値段が上がるのは残念ではありますが、特急化により、これまでライナー券売機でしか発売していなかったのに対し、気軽に購入できるようになったのは喜ばしいことです。
2、所要時間
図のように、朝一で平塚始発が1本増発されたほか、2号については10分程短縮されています。また、湘南ライナー時代は、一部駅・一部列車で手動によるドア扱いをおこなっていたために、駅停車時間が長めに設定されていたが、特急「湘南」では、停車時間が一部列車で短縮され、余裕時間の拡大ないしは数分の時間短縮がなされているようです。この点は改善点となっていて評価すべき点です。
3、使用車両
一方、特急「湘南」は257系での運転に変わります。
もともと中央線で使われていた特急型車両で、215系のようにボックスシートでもない点は大きな改善ですが、185系と比較すると、少々新しい程度で特別進化したとは言えないような気がします。
お読みいただきありがとうございました。総括としては、特急化により利便性が向上した面もありましたが、値上がりに見合っただけの向上具合ではないように思えます。私個人としましては、湘南ライナーのほうがいいのかなと思います。実際の利用者がどのように思われるか、これからも注目していきたいものです。